気を取り直して次に進む。
県339から広域農道を２kmちょっと戻ると交差点があるので左折。（右手にパチンコ屋がある）
２kmちょっと進むと郵便局や小学校、交番のある小田の小さな町並みがあるのだが、町並みの入り口で居森商店という小さな店のある辻を右折。
そのまま進んで国179を渡り、道路向かいの細い道に入って道なりに行けば極楽寺に辿り着く。（先々に看板あり）


ここにはかつてモミの巨木があったのだが台風によって被害を受け、その後腐朽が進んで倒壊の危険があるということで平成13年に伐採された。
しかし他にも町指定のカヤと名木百選に選ばれているカゴノキがある。
山門の前に立つと『モミの木顕彰会』による『ありし日のモミの木』という説明板が立てられていた。
説明文の縁に描かれている絵が実物大のモミの木の切株だそうである。

　　　　　　　　　　　

山門をくぐるとカヤは境内左手にある。

　　　　　　　　　　　　　　　　

カゴノキは寺の背後右手の山の斜面にあり、こちらは幹周は３ｍに満たないが樹高は相当のもので、これだけの樹高のカゴノキは初めてである。

　　　　　　　　　　　

住職とその息子（とおぼしき人）が、なぜか周囲の山道をバイクで走り回っていた…

寺から下山し、小田の町並みを南に抜けると県82に出る。
ここで右折して西進。
２kmほどで左手から先述の県337が合流するのでそちらに入る。
500mほど東に入ったところの左手、吉井川の川沿い近くの田んぼの中に墓地が見える。
ここには「山城のカチグリ」があったのだが…1993年の資料では既に『主幹が腐朽している』と記されているので期待はしていなかったのだが、確認のため一応通ってみた。
遠目にも巨木が無いことが見てとれる。
小さな樹が見えるのでカチグリの名残かどうか確かめようかとも思ったが、すぐ近くで農作業をしている人影が見えたので止めた。